Ferrari N.V.|フェラーリ

設立1947年
創設者エンツォ・フェラーリ
本社所在地イタリア モデナ県 マラネロ
コーポレートカラー黄色(ジャッロ・モデナ)
公式サイトhttps://www.ferrari.com/

歴史

ここでは、自動車メーカーとしてのフェラーリについて書く。 自動車メーカーとしては、イタリアの元レーシングドライバー兼レーシングチームオーナーのエンツォ・フェラーリによって1947年にモデナのマラネロに設立された。コンストラクター(レーシングチーム)として最初は市販車ではなく、レーシングカーの製造を行っていたが、その後、フランスの格式あるレース、トゥール・ド・フランスで活躍した250GT TdFの後継、250GT SWBからフェラーリの市販車スポーツカーの歴史は始まった。

~デザイン精神~

レーシングカーとスーパースポーツカーを少量生産するという創業時からの哲学、ピニンファリーナやスカリエッティなどのカロッツェリアと創り上げてきたエンジンルームにまで及ぶ美しいデザインはフェラーリにしかない魅力があった。しかし、現在のフェラーリは少量生産だけではなく、量産しているモデルが多いため、スペチアーレ(限定)モデルはすぐにプレミアがつく。特に少量生産だった1940年代~1990年代のモデルの希少価値はとてつもない。

~エンツォ・フェラーリの死後~

設立以来独立した運営を続けていたが、1969年にアニェッリ家率いるフィアット・グループの事実上の傘下になり、1988年のエンツォの死により大規模な株式の移動、さらに2016年にはフィアット・クライスラー・オートモービルズから離脱し、独立した。独立した後もFCAの大株主アニェッリ家とその持ち株会社のエクソールが経営に影響力を持ち続けているため、子会社のような立ち位置になっている。

クラシケ部門

クラシックカーの取引価格が高騰し、コレクターや投資家を騙す目的で製作された偽物が市場に出回ったことや、コレクターによる質の高いレストアサービスに需要が高まり、2006年に生産開始から20年以上経ったクラシック・フェラーリに対するレストアやメンテナンスサービス、技術的支援を行うクラシケが設立された。

マラネロ本社におかれたクラシケ本部に、レストアやメンテナンスサービス、技術的なアシストを行う専用のファクトリーの設置されていて、これまでに生産されたフェラーリについての膨大な資料と取引履歴などが保管されている。

~クラシケを受けるためには~

生産から 20 年以上が経過する全てのフェラーリロードカーや、あらゆる車齢のフェラーリ F1カー、スポーツカーおよびスポーツプロトタイプに対してこの公式鑑定書が発行される。基本となるのは元の状態が保たれていることで、純正部品を使用していない場合は、純正のものに戻し認証委員会が認証した場合のみフェラーリ・クラシケの鑑定書が発行される。基本的に2006年以降のスペチアーレモデルは新車時からクラシケがついてくるようになっている。しかし、フェラーリが認めていない改造をした場合はそのクラシケは無効となる。

~鑑定書について~

資料を基に、ピエロ・フェラーリ副会長率いる認証委員会(Comitato di Certificazione/ COCER)が、生産開始から20年以上経ったクラシック・フェラーリやワンオフや限定車種のみならず、一般オーナーに向けて販売されたF1マシンをはじめとするレーシングカー、そして販売後、カロッツェリアによって公認ではない変更をされたもの、世界的なレースでの実績やコンクール・デレガンス出展などの経歴があり、フェラーリが認めた車輌や特別なフェラーリに対する鑑定を行い、パスした車体に対して真贋鑑定書も発行する。

当時エンツォにフェラーリロゴを使用しないよう訴えられたケーニッヒ・フェラーリも、チューニング後30年間を経て認証委員会に認められた。

正規ディーラー

北海道地方MID Sapporo
東北地方ideal
関東地方Cornes Shiba ShowroomRosso ScuderiaYANASE Fiorano MotoriNicole Competizione
中部地方Cornes Nagoya ShowroomAuto SpecialeGran TestaGran Testa Nagano
関西地方Cornes Osaka ShowroomAuto Cavallino
中国地方M-Auto Italia
九州地方European Version

Testarossa|テスタロッサ250 GT Berlinetta|250 GT ベルリネッタ (T.d.F)

個人的見解

エンツォ・フェラーリが生きていた時代のフェラーリが一番好き。

エンツォ・フェラーリが亡くなった後から、徐々にデザインがダサくなっていったと感じる。よくモダンになっていったという人もいるが、エンツォ・フェラーリ時代の車のデザインは、直線と曲線がきれいに融合していてきれいであったが、V12モデルではフロントエンジンになってから、V8モデルでは360モデナからデザインが丸くなってしまって、個人的にフェラーリらしくないと感じる。