2026年4月10日から12日にかけて開催されたオートモビルカウンシル2026の最終日に行ってきた。
結論から言うと、今年のオートモビルカウンシルは“優しい”イベントだった。
会場は明らかに見やすくなった
まず感じたのは、会場の見やすさだ。
昨年と比較すると、出展社同士の間隔がやや詰められており、結果として少ない時間と労力で全体を見て回れる構成になっていた。

さらに印象的だったのはゾーニングの明確さだ。
- 車両展示エリア
- 雑誌・グッズ・アパレル
- 飲食ゾーン
これらが直感的に分かるように整理されており、迷うことなく回遊できる。
昨年は“歩いていて発見する楽しさ”があった一方で、今年は“誰でも楽しめる分かりやすさ”に振ってきた印象がある。
偏愛ミーティングという新しい価値
そして今年、特に印象的だったのが「偏愛ミーティング」の存在だ。

会場外で開催されており、チケットがなくても見学できる開放性がある。
ここには一般的な展示とは異なる、オーナーの強いこだわりや愛情が詰まった車両が集まっていた。
従来のオートモビルカウンシルは“完成された車を見るイベント”という側面が強かったが、今年はそこに“人と車の関係性を見るイベント”という要素が加わっていた。
実際にここでオーナーの方と交流する機会もあり、イベントのあり方が一歩進んだことを実感した。
マニア度は下がったのか?
正直に言えば、昨年の方が“濃さ”はあった。
2025年は
- 展示車両:約186台
- 出展社数:131社(過去最多)
と、規模・内容ともに非常に充実しており、よりマニアックで尖った印象が強かった。
一方で2026年は、出展社数はそのままに、展示車両は約125台になっており、尖りをやや抑え、間口を広げた構成になっている。

これは好みが分かれる部分ではあるが、イベントとしての完成度や満足度という意味では、今年の方向性も非常に合理的だと感じた。
チケット価格と運営の意図
今年は一般チケットが値上げされた一方で、学生チケットは据え置きとなっていた。
さらに、
- プラチナチケット 33,000円(高付加価値)
- アフタヌーンチケット 4,000円(割安)
といった新たな販売形態も導入されている。
この点からも、主催側の意図は明確だ。
コア層だけでなく、若年層にも来てほしい
という間口の拡大と同時に、
価格帯の幅を持たせることで、来場者層の質もコントロールする
という戦略も感じ取れる。
実際、オートモビルカウンシルはコンパニオンがおらず、純粋に車を見に来る人が集まるイベントという特徴がある。

その空気感を維持するためにも、単に来場者数を増やすのではなく、来場者の“質”を意識した設計がされているように感じた。
これは出展社側にとっても、安心して車両や商品を展示・販売できる環境に繋がっているのではないだろうか。
まとめ:進化か、それとも変化か
2026年のオートモビルカウンシルは、
- 見やすくなり
- 分かりやすくなり
- 誰でも楽しめるイベントになった
一方で、
- マニアックさ
- 尖り
はやや抑えられた印象だった。
これは単なる変化ではなく、次のステージへ進むための進化と捉えられる。
来年への期待
個人的には、
- 今年の見やすさ・回遊性はそのままに
- 昨年のようなマニアックさや尖り
この両立に期待したい。
もしそれが実現すれば、オートモビル カウンシルはさらに車好きに刺さるイベントになるはずだ。

